~つぶつぶScientiaへようこそ!~

イチゴアイスの中に入っている小さな苺のつぶ、海辺で手のひらに残った砂つぶ、乾いた地面に落ちた最初の雨つぶ…小さいことだけど、ちょっと人生が楽しくなったり豊かになる。そんなつぶつぶを探しに行こう。

2014年8月14日木曜日

【報告】科学館へ行こう#1 理科ハウスの巻

カガクの粒 新シリーズ
科学館へ行こう #1 理科ハウスの巻
2014年8月13日(水) 開催

みんなで科学館へ行ってみる?というゆる~い企画は、昨年も何度か行いましたが、晴れてこの度勝手にシリーズ化することと相成りました。はい、おめでとうございます。
「場所はどこだろう?入館料はいくらだろう?行ってみたいけど一人じゃなあ。」そんなアナタの強い味方企画。申し込んでついていくだけ。素晴らしいじゃあ、あーりませんか。そして記念すべき第一回目がゆる~く行われました。

1)「もしも展」?
理科ハウスは、このブログでも何度もお知らせしていますが、毎年夏休みを挟んで、特別企画展を行っています。昨年は「大ぐるぐる展」でしたが、今年は「もしも展」。
もしも展?なにそれ?
気になるでしょ?気になりますよね?気になるなら、行きましょう!


2)夏の暑さにも負けず
今回の参加者は、子供8名、大人6名です(定員オーバー!ありがとうございます!)。JR逗子駅前集合組と、理科ハウス前集合組に分かれました。駅前組は、徒歩で約1.4キロ歩きます。いまどき何なのでしょう、この真夏に酔狂なイベント。大丈夫、大丈夫、熱中症にならないように、水分補給をしながら参りましょう。初対面の方々もすぐ仲良し。よーし、頑張って歩くぞー!おー!
つめたくしときましたぜ、親方

逗子駅から理科ハウスまでの道のり。
ゆるいので皆各自のペースで歩きます。先に行く人、あとから追いかける人。おーい。
徒歩約20分。わー!あれが理科ハウスだー!(え?どれ?)
いよいよ入りますよ~!もしも展へ!

3)親切な報告
もしも展は、あんなもの、こんなものがいっぱいです。どんなものか、お見せしましょうか。
はいどうぞ。
今回は特別にカガクの粒で小銭をご用意しました。小銭は理科ハウス入館の必須アイテム。
科学の入口
子供たちかぶりつき
おとなもかぶりつき
どうです!おもしろそうでしょ?
え?さっぱりわからないって?そうなんです。行かなきゃわからないんです。
「理科ハウス、気になっているんだよね~、行ってみたいんだよね~」
と思っているアナタの来館時の楽しみを邪魔をするような、そんな残酷なこと!わたくしにはできません!
と、いうわけで、行ってみてください。(ああ、なんて親切なんでしょう)


4)嬉しかったこといくつか

「困った質問」
理科ハウスの森さんによる月のお話の最中、月の大きさを問われてある子が「月は地球より大きい」と予想しました。もしかしたら、知っててわざといったのかもしれませんが、私はドキッとしてしまいました。
どうしよう、私だったらどう応えよう。
ところが、森さんは否定するでもなく、強制するのでもなく、淡々と説明していくのです。子供の「困った質問」は、実は科学にとって宝なんじゃないかと思えた瞬間でした。そして、それを受け止めるだけのキャパシティと知識も宝だ。自然の中に転がっている当たり前を自分も説明できたら楽しいだろうな。「困った質問」は子供が困った子なんじゃない。大人が困っているだけなんだ。

「大人は大人で」
大人たちが偏光板の説明を聞いていました。「へー」とか「わー」という声が聞こえてきます。
いわゆる普通のお母さんたちが、科学テーマに盛り上がっている光景は、どういうわけか嬉しくなります。素敵じゃない?素敵だと思う。大人になってから楽しんだっていいよね?

「発言の失敗を恐れない発言」
二階では子供たちが山浦さんを取り囲んでワイワイやっています。いえ、しばいてるわけじゃないですよ。(ある意味しばいてる?)。観察して、自分の意見をバンバン述べているのです。「こんなことを言ったらいけないかな」というようなバイアスはここにはほとんどないのです。「これなあに」「これ、やってみていいですか」も次々出てくる。世の中には「言ってはいけないこと」もあるけれど、「言ってみる」経験がそれを作るのかも。っていったら大げさですかね。

「貸切る」
というわけで、この科学館は展示を自分で見るだけでなく解説を聞くこと、そこでわいわいやることも楽しい科学館です。「時々来るんだけど、いつもいっぱいだから、今日はゆっくり話が聞けてよかった」とおっしゃる参加者の方も。貸切ってみるのもいいもんです。でもそれでも足りなくて、午後、また来館した子もいたんですけどね。何度でも行けばいいよね。何度でも楽しめるよ。


「一人+一人+一人・・・」
行ってみたいけど友達を誘ってもなかなか一緒に行ってくれないというある子に山浦さんがこういいました。
「みんなひとりで来るよ。自分の気持ちが大事」
大人一人だとなかなか、という方もいましたが、
「今日は大人だけだったねというときがありますよ」
と山浦さん。
今回の参加者の皆様も初対面の方ばかり。逗子市内外からばらばらにご家族、大人のみ、子供のみのお申し込みがありました。申し込んだときは「1」でも、集まったら館内が熱気であふれるほどの人数に。あれ?そうなったらもう「1」じゃないじゃん?


5)一日逗子で遊ぶ
希望者のみでしたが、終了時間がお昼時ということもあり、池子の運動公園内のChocotto(ちょこっと)カフェさんに日替わり弁当を注文しました。理科ハウス見学の帰り、お弁当を食べるために公園に向かう家族もいらっしゃいました。いやー、美味しかったです!
葉山コッシーナさんのランチボックス。500円。ウマイ!

最後になりましたが、本当に暑い中、ご参加下さった皆様、また、素晴らしい展示を作り身体を張った解説をしてくださった理科ハウスの皆様、誠にありがとうございました。
お手伝いをしてくださったスタッフ一同にもこの場を借りて感謝いたします。
また、次回。次はどこの科学館へ行こうかな!
(おわり)